2026-03

037.宦官

【唐】仇士良|甘露の変から武宗擁立まで神策軍を握った宦官

仇士良(きゅうしりょう)は唐後期の軍事宦官で、甘露の変を制して文宗を拘束し、宰相を大量処刑した権臣。神策軍を掌握して皇位継承にも介入し、武宗を擁立するなど皇帝以上の権力をふるった。唐後期宦官専権の象徴とされる人物である。
037.宦官

【唐】魚朝恩|禁軍・神策軍を掌握した唐代の軍事宦官

魚朝恩(ぎょちょうおん)は唐の粛宗に重用され、皇帝直属の禁軍を掌握した軍事宦官。安史の乱で粛宗の霊武即位を支え、後世の神策軍につながる宦官軍事支配の基礎を築いた。政務にも介入し、皇太子・代宗と対立。代宗即位後に誅殺された中唐最大の専横宦官である。
037.宦官

【唐】辺令誠|高仙芝・封常清を処刑へ追い込んだ唐の監軍宦官

辺令誠(へんれいせい)は唐玄宗に重用された宦官で、監軍として高仙芝・封常清を讒言し処刑させた専横宦官。名将喪失は唐軍の弱体化を招き、安史の乱悪化の一因となった。乱後は長安で治安維持にあたるも安禄山側に降伏し、粛宗により斬刑に処された。
037.宦官

【後漢】十常侍|霊帝に仕えた宦官勢力と後漢末の政変

十常侍(じゅうじょうじ)は霊帝期に絶大な権力を握った宦官集団で、賄賂・収奪・粛清を繰り返し後漢の政治を崩壊させた。党錮の禁や何進暗殺、皇帝誘拐など数々の事件を引き起こし、三国時代の幕開けを決定づけた存在として知られる。
037.宦官

【後漢】曹節|竇武・陳蕃を倒し霊帝朝で権力を握った宦官

曹節(そうせつ)は後漢の桓帝・霊帝期に権勢を振るった宦官である。竇武・陳蕃による宦官排除計画を王甫らとともに阻止して両者を死に追い込み、長楽衛尉・車騎将軍などを歴任して朝廷で勢力を拡大した。第二次党錮の禁との関わり、一族への封爵、王甫ら宦官勢力との関係、晩年と死後まで、『後漢書』をもとに曹節の生涯と後漢政治に与えた影響を詳しく解説する。
037.宦官

【後漢】侯覧|巨万の賄賂と張倹弾圧で知られる宦官

侯覧(こうらん)は後漢の桓帝・霊帝期に権勢を振るった宦官である。梁冀粛清後に高郷侯へ封じられ、巨万の賄賂を受け、民家381軒・田地118頃を奪ったとして張倹から告発された。兄・侯参による収奪、張倹への報復と党人弾圧、曹節に代わって長楽太僕を領するまでの権力拡大、172年の失脚と自殺まで、『後漢書』をもとにその生涯を詳しく解説する。
037.宦官

【後漢】呂強|霊帝に諫言を重ね、黄巾の乱のさなかに自害した宦官

呂強(りょきょう)は後漢霊帝に仕え、宦官でありながら十常侍らの専横を批判した人物である。黄巾の乱を前に党人の赦免や汚職官僚の処罰、宦官一族への封爵抑制などを上奏した改革論、霊帝への諫言、趙忠らとの対立、誣告によって自殺へ追い込まれた最期まで、『後漢書』をもとに生涯と人物像を解説する。
037.宦官

【後漢】孫程|悪宦官を討ち廃太子を復位させた宦官

孫程(そんてい)は後漢の安帝・少帝・順帝期に活躍した宦官で、125年の宮中クーデターを主導し悪宦官・江京らを誅殺。冤罪で廃位された劉保(順帝)を復位させたことで知られる。後漢史では珍しい“正義の行動をした宦官”として評価される。
037.宦官

【後漢】江京|皇太子劉保を廃位に追い込み、閻氏政権と滅んだ宦官

江京(こうけい)は後漢の安帝・少帝・順帝期に宮中を専横した悪宦官。鄧太后死後に外戚・鄧氏を誣告して失脚させ、皇太子劉保を廃位し、安帝の死を隠して皇帝をすり替えるなど後漢史でも最悪級の専横を行い、最終的に宮中クーデターで誅殺された。
037.宦官

【後漢】蹇碩|霊帝に重用され西園軍を統率した宦官の生涯

蹇碩(けんせき)は後漢末期に霊帝から最も寵愛された宦官で、西園八校尉の筆頭として軍事権を掌握。皇太子劉協(献帝)擁立を図るが外戚・何進に殺害され、その死が後漢崩壊の連鎖を引き起こした重要人物として知られる。