2026-05

037.宦官

【後漢】十常侍|霊帝に仕えた宦官勢力と後漢末の政変

十常侍(じゅうじょうじ)は霊帝期に絶大な権力を握った宦官集団で、賄賂・収奪・粛清を繰り返し後漢の政治を崩壊させた。党錮の禁や何進暗殺、皇帝誘拐など数々の事件を引き起こし、三国時代の幕開けを決定づけた存在として知られる。
037.宦官

【後漢】侯覧|巨万の賄賂と張倹弾圧で知られる宦官

侯覧(こうらん)は後漢の桓帝・霊帝期に権勢を振るった宦官である。梁冀粛清後に高郷侯へ封じられ、巨万の賄賂を受け、民家381軒・田地118頃を奪ったとして張倹から告発された。兄・侯参による収奪、張倹への報復と党人弾圧、曹節に代わって長楽太僕を領するまでの権力拡大、172年の失脚と自殺まで、『後漢書』をもとにその生涯を詳しく解説する。
037.宦官

【後漢】蹇碩|霊帝に重用され西園軍を統率した宦官の生涯

蹇碩(けんせき)は後漢末期に霊帝から最も寵愛された宦官で、西園八校尉の筆頭として軍事権を掌握。皇太子劉協(献帝)擁立を図るが外戚・何進に殺害され、その死が後漢崩壊の連鎖を引き起こした重要人物として知られる。
037.宦官

【後漢】曹節|竇武・陳蕃を倒し霊帝朝で権力を握った宦官

曹節(そうせつ)は後漢の桓帝・霊帝期に権勢を振るった宦官である。竇武・陳蕃による宦官排除計画を王甫らとともに阻止して両者を死に追い込み、長楽衛尉・車騎将軍などを歴任して朝廷で勢力を拡大した。第二次党錮の禁との関わり、一族への封爵、王甫ら宦官勢力との関係、晩年と死後まで、『後漢書』をもとに曹節の生涯と後漢政治に与えた影響を詳しく解説する。
037.宦官

【後漢】五侯|梁冀を倒し桓帝朝で権勢を握った五人の宦官

五侯(ごこう)は後漢の桓帝期に外戚・梁冀を誅した功績で侯に封じられた単超・徐璜・具瑗・左悺・唐衡の五名の宦官。外戚政治を終わらせた一方で宦官政治の前例を作り、霊帝期の宦官専横や十常侍の時代へとつながる転換点となった。
037.宦官

【後漢】孫程|悪宦官を討ち廃太子を復位させた宦官

孫程(そんてい)は後漢安帝死後の宮廷政変で順帝・劉保を擁立した宦官である。閻皇后・閻顕らが北郷侯劉懿を擁立すると、王康ら十八人の宦官と決起し、江京らを誅殺して廃太子劉保を皇帝に擁立。功績による封侯、その後の失脚と復帰まで、外戚と宦官が皇位継承を争った時代の生涯を『後漢書』から詳しく解説する。
05.才女

【後漢】班昭|『漢書』を完成させ『女誡』を著した才女・歴史家の生涯

班昭(はんしょう)は後漢を代表する女性史家で、班固・班超の妹である。獄死した兄・班固が残した『漢書』の編纂を継承し、宮廷では皇后や貴人の教育を担当。鄧太后から政治上の意見を求められるほど信任され、『女誡』を著した。その生涯と功績、女性観、後世の評価まで史料をもとに詳しく解説する。
037.宦官

【後漢】江京|皇太子劉保を廃位に追い込み、閻氏政権と滅んだ宦官

江京(こうけい)は後漢安帝に仕えた宦官で、李閏・樊豊らと結んで宮廷政治に介入した。鄧太后の死後に外戚鄧氏を失脚させ、乳母王聖らと皇太子劉保を廃位。安帝の死を秘して北郷侯劉懿を擁立したが、その死後に孫程ら宦官の政変で誅殺された。順帝即位へ至る権力闘争と専横の実態を『後漢書』から詳しく解説する。
01.皇后

【後漢】鄧綏|後漢を安定させた鄧太后の政治と生涯

鄧綏(とうすい)は後漢の和帝の皇后で、名将鄧禹の孫にあたる。和帝死後、幼い殤帝劉隆・安帝劉祜を擁立して臨朝称制し、災害救済や倹約、外戚抑制を進めた。蔡倫・班昭らを重用して約16年にわたり朝政を主導した鄧太后の政治と人物像、死後に鄧氏一族が失脚するまでを『後漢書』から詳しく解説する。
037.宦官

高寀|万暦帝の税監として福建で苛政を敷いた宦官の生涯

高寀(こうさい)は明の万暦帝に仕えた宦官で、福建の税監として商人や民衆から財貨を搾取した。海澄県での徴税をめぐる騒乱、オランダ艦隊との交易計画、子供の脳を食べたという残虐な逸話、1614年の福州民変での住民殺傷と福建巡撫袁一驥への脅迫、周起元らによる弾劾と北京への召還まで、その生涯をたどる。