宋元

037.宦官

【北宋】梁師成|後世「六賊」の一人に数えられた「隠相」と呼ばれた宦官

梁師成(りょうしせい)は北宋徽宗に寵愛され、「隠相」と呼ばれるほど朝政に影響力を持った宦官である。詔勅を扱う立場を利用して権勢を拡大し、王黼らと結んで売官や収賄を重ね、後世「六賊」の一人に数えられた。宋金関係が緊迫する中、徽宗退位後に失脚し、欽宗の命で処分されるまでの生涯と北宋末政治での実像を詳しく解説する。
037.宦官

【北宋】童貫|北宋末期に軍権を握った最強の宦官

童貫(どうかん)は北宋徽宗に仕え、約20年にわたり兵権に強い影響力を持った宦官である。青唐・西夏戦線で軍功を重ね、方臘の乱を鎮圧し、金との海上の盟や燕雲攻略にも関与。金軍侵攻時の太原撤退で失脚し、欽宗の命で処刑された。顎髭を持つ魁梧な容貌と「六賊」に数えられた実像まで詳しく解説する。
05.才女

【北宋】欧陽母|欧陽脩を育てた「画荻教子」と鄭氏の生涯

欧陽母(おうようぼ/鄭氏)は北宋の文人・欧陽脩の母で、「画荻教子」で知られる女性である。夫・欧陽観を早くに失い、幼い欧陽脩を連れて随州の欧陽曄を頼り、紙や筆にも乏しい生活の中で葦の茎を使って文字を教えた。亡夫の廉潔な人柄を息子に語った逸話、欧陽脩の成長と官僚人生を支えた教育、後世に形成された賢母像まで詳しく解説する。
03.公主

【北宋】福康公主|仁宗に溺愛された北宋皇女の我儘人生

福康公主(ふくこうこうしゅ)は北宋仁宗と苗氏の娘で、仁宗が特に寵愛した皇女である。李瑋との結婚と激しい不和、宦官・梁懐吉との親密な関係、夜間に宮門を開かせた事件、司馬光ら臣下の諫言、降格と復位、仁宗死後に困窮した晩年まで、『宋史』などをもとにその波乱の生涯と人物像を詳しく解説する。
03.公主

【北宋】趙福金|靖康の変で運命を翻弄された徽宗の娘

趙福金(ちょうふくきん)は、北宋の徽宗と明達皇后劉氏の娘で、茂徳帝姫の称号を持つ皇女。宰相蔡京の子・蔡鞗に嫁いだが、1127年の靖康の変で金軍に引き渡され、完顔宗望のもとへ送られた。宗望の死後は完顔希尹に引き取られ、1128年8月、その陣営で死去した。美貌を理由に金側から指名された経緯、宋朝廷による引き渡し、捕虜となった皇族女性の境遇と短い生涯をたどる。
01.皇后

【元】奇皇后|高麗出身の貢女から元の皇后へ上り詰めた女性の生涯

奇皇后(きこうごう)は高麗出身で元の順帝の皇后となり、宮廷で大きな影響力を持った女性である。高麗と元の政治関係にも関わり、実権を握った皇后として知られる。その生涯と権力の背景を解説する。
01.皇后

【北宋】曹皇后|宋・仁宗を支えた賢后・慈聖光献皇后

曹皇后(そうこうごう)は北宋の皇帝・宋仁宗の皇后で、慈聖光献皇后とも呼ばれる賢明な女性。宮廷の動乱の中でも冷静な判断で皇帝を支え、宋王朝の安定に貢献した人物として知られる。その生涯と北宋宮廷での役割を解説する。
05.才女

李清照|宋代を代表する女流詞人

李清照(りせいしょう)は、北宋末から南宋初期に活躍した女流詞人。夫・趙明誠との金石研究や書画収集、靖康の変による南渡、夫の死と戦乱による収蔵品の散逸、張汝舟との再婚・離婚をめぐる記録、代表作「声声慢」「如夢令」「一剪梅」、詞論や『金石録後序』まで、その生涯と文学的業績をたどる。
05.才女

【十国】花蕊夫人|後蜀滅亡のなかで詩を残した美貌の才女の生涯

花蕊夫人(かずいふじん)とは、五代十国時代の後蜀の後主の寵妃で、詩に優れた才女として知られる。蜀の滅亡を経験し、その中で詠まれた詩とともに語られる生涯や人物像をわかりやすく解説。
05.才女

【北宋】李師師|宋・徽宗を魅了した才色兼備の名妓

李師師(りしし)は北宋末期の開封で名を馳せ、徽宗の寵愛を受けたと伝わる名妓。歌舞や詞に優れた才芸、皇帝の密かな訪問、詞人・周邦彦との恋愛譚、『水滸伝』で燕青を助ける役割、靖康の変による北宋滅亡後の消息まで、史料に残る記述と後世の伝説を区別しながら、その生涯と人物像をたどる。