031.皇帝 朱常洛(泰昌帝)|梃撃の案・紅丸の案・移宮の案に翻弄された「一月天子」
泰昌帝(朱常洛/しゅじょうらく)は、明の第15代皇帝として即位からわずか29日で急死した「一月天子」。万暦帝の皇長子でありながら、鄭皇貴妃の子・朱常洵が寵愛されたため立太子が遅れ、国本問題では長年にわたり皇位継承を争われた。1615年には宮殿に男が侵入する梃撃の案が発生。1620年の即位後は財政・人事の改革に着手したが、李可灼の紅丸を服用した後に崩御した。鄭皇貴妃をめぐる疑惑と、死後に起きた移宮の案までをたどる。