036.女性

03.公主

【北魏】元明月|北魏平原公主と孝武帝の寵愛、宇文泰による悲劇の最期

元明月(げんめいげつ)は北魏孝文帝の孫で、京兆王元愉の娘、平原公主となった皇族女性である。父の反乱と両親の死、孫騰・封隆之をめぐる再婚問題、孝武帝元脩との関係、534年の洛陽脱出と関中への同行、宇文泰の命による殺害、兄・元宝炬の西魏皇帝即位まで、北魏分裂期に翻弄された生涯を史書から詳しく解説する。
04.美女

【魏】甄宓(甄夫人)|曹丕の妻・曹叡の母となった文昭皇后の生涯と賜死

甄宓(しんふく)は袁紹の子・袁熙の妻となったのち曹丕に嫁ぎ、魏の明帝・曹叡を生んだ女性である。曹操による鄴攻略から曹丕との結婚、郭女王との関係、曹丕による賜死と死後の皇后追尊、曹植『洛神賦』との伝説まで、正史『三国志』をもとにその生涯と人物像を詳しく解説する。
03.公主

【東晋】司馬道福|王献之との再婚で知られる簡文帝の公主

司馬道福(しばどうふく)は東晋の簡文帝の娘。最初は桓済に嫁ぐが離婚し、その後王羲之の子である王献之と再婚した。王献之は前妻郗道茂を愛していたため縁談を拒み、足を焼いた逸話が残る。東晋の皇族と名門士族の婚姻事件を解説。
04.美女

息嬀|楚文王に奪われた息国の夫人「桃花夫人」の生涯と伝説

息嬀(そくぎ)は春秋時代の息侯の夫人で、楚文王に国を滅ぼされ、妻として迎えられた女性。蔡哀侯の無礼から始まった息侯の報復、楚軍による息国滅亡、楚文王との間に生まれた堵敖と楚成王、二人の夫に仕えた苦悩と沈黙の逸話、王維や杜牧の詩に描かれた「桃花夫人」の伝説まで、史実と後世の創作を交えて紹介する。
06.女傑

王異|馬超と戦った涼州の烈婦と「九つの奇計」を支えた女性

王異(おうい)は、後漢末から三国時代に活躍した趙昂の妻であり、『三国志』で実際に戦闘参加が記される数少ない女性である。馬超との戦い、人質となった息子、九つの奇計などを史実ベースで詳しく解説する。
06.女傑

【殷】婦好|殷王武丁の妻にして軍を率いた女性将軍

婦好(ふこう)は殷王朝の王・武丁の妃であり、軍を率いた女性将軍として知られる人物。甲骨文にも記録が残り、実在が確認されている中国最古級の女性の一人。祭祀や政治にも関わったその生涯を解説する。
06.女傑

【呉】孫尚香|劉備に嫁いだ東呉の姫と「梟姫」伝説

孫尚香(そんしょうこう)は、三国時代の呉の孫権の妹で、劉備に政略結婚で嫁いだ女性。武装した侍女たちを従え、諸葛亮にも警戒された気性の強さや、劉禅を連れて呉へ帰ろうとした事件、趙雲・張飛による阻止、帰国後の不明な消息をたどる。さらに「梟姫」「弓腰姫」の呼び名や長江投身伝説、『三国志演義』で描かれた姿と史実の違いにも迫る。
06.女傑

冼夫人|梁・陳・隋を渡り歩いた“嶺南の女王”の実像

冼夫人(せんふじん)は嶺南の俚人有力者の家に生まれ、高涼太守・馮宝と結婚した女性指導者である。梁末の混乱では陳覇先に協力し、陳代には欧陽紇の反乱に対処。589年の陳滅亡を嘆いた後は隋に帰順し、嶺南安定に尽力した。譙国夫人への冊封、趙訥の処罰、隋書に「聖母」と称された生涯と功績を詳しく解説する。
06.女傑

【唐】平陽公主|父・李淵を助け唐建国を支えた“娘子軍”の女将軍

平陽公主(へいようこうしゅ)は唐高祖・李淵の娘で、柴紹の妻となった皇女である。617年に父が太原で挙兵すると関中で兵を集め、何潘仁ら複数の勢力を従えて数万の軍勢を形成し、李世民らとともに長安攻略を支えた。後世「娘子軍」として知られる軍勢の実像から、唐建国への貢献、623年の死と女性として異例の軍礼を伴った葬儀まで詳しく解説する。
05.才女

【後漢】蔡文姫|匈奴に連れ去られ乱世を生き抜いた悲劇の才女の生涯

蔡文姫(蔡琰)は後漢の学者・蔡邕の娘で、戦乱のなか南匈奴に連れ去られ、左賢王との間に二児をもうけた才女である。曹操による身代金での帰還、董祀との再婚、父の蔵書を記憶から復元した逸話、『胡笳十八拍』との関係まで、『後漢書』をもとにその波乱の生涯と人物像を詳しく解説する。